■ ID
| 1487 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Seasonal differences of the atmospheric particle size distribution in a metropolitan area in Japan |
■ 著者
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Yuji Fujitani
(独)国立環境研究所
Prashant Kumar1
サリー大学
Kenji Tamura
(独)国立環境研究所
Akihiro Fushimi
(独)国立環境研究所
Shuichi Hasegawa
埼玉県環境科学国際センター
Katsuyuki Takahashi
(一財)日本環境衛生センター
Kiyoshi Tanabe
(独)国立環境研究所
Shinji Kobayashi
(独)国立環境研究所
Seishiro Hirano
(独)国立環境研究所
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| Science of the Total Environment, Vol.437, 339-347, 2012 |
■ 抄録・要旨
| 国内の幹線道路近傍において夏季と冬季に粒子の個数粒径分布を観測した。冬季はモード粒径が10〜30nmの間に見られたが、夏季は見られなかった。道路端からの粒子個数濃度の距離減衰には、大気の希釈および揮発が影響するため、希釈による個数濃度の減衰率を調べたところ、冬季は30nm以下における減衰率がかなり大きかったが、夏季は小さかった。一方、30nm以上の減衰率は冬季と夏季で同程度だった。これらは、30nm以下と以上とで粒子の揮発特性が異なることを示唆している。C20-C36のn-アルカン類はディーゼル排気微粒子の主要成分だが、30nmのC20-C28のn-アルカン類からなる粒子は31℃で揮発し、観測した空間スケールでは消失することが計算から示されたことから、30nm以下の粒子は季節によって空間分布が大きく異なると言える。
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